2020年4月20日月曜日

会議のやり方進化が、問題解決、町の創造創造的活性化を左右する!

先日、議員有志でコロナ対策について会議を持った。
議員は町から全く情報も来ないし、
対策会議にも呼ばれないため、
月に1回の全員協議会(議員、町幹部、町長教育長特別職列席の会議)に向けて、
質問をまとめ、事前に提出しておくために集まった。

議会で、緊急会議を開いてほしいと議長に要望したが、願い叶わず
全協で質問してくれと言われた。
しかし、コロナについて、あまりにも多いので、
質問を簡潔に効率よくするために、有志で集まってまとめ上げた。

まとめるにあたって、有志ではホワイトボードを使って、
意見の相乗効果を出す書き方を工夫している。
そんなチャレンジも有志だからできる。

実は、自治体の会議のやり方が,旧態然としていて、いまだ、昭和式。
そのために職員の意見や議員の意見が、資質向上せず、
もつ能力を磨けないで、発揮できない、もったいない状態にあると思っている。

今回のコロナ対策会議のような、
自由な仲間との会議を重ねてくると、
会議の持ち方が、問題解決に結びつく結論を見出せるか否かを
大きく左右していると考えるようになった。

その意味で、現在の役場主催の会議や議会の昭和的会議では、
それぞれの能力が発揮できる会議になっていないのではないかと感じる。

なぜなら、私見だが、白川町の6年の議員経験の中で、
次のような会議が行われ、その中で模索していることを
7つ書かせてもらった。どこからでも、読んでいただけたら幸いです。

1、基本、質問は、反対意見ととられがち。
  議論に前向きでないために、質問を重ねていくと、嫌がられる。
  調査、議論ののち決定するというプロセスは、重要とされてないせいだろう。  
  反対か賛成かという、単純な結論になりがち。

2、役場内で、職員からのプレゼンという表現方法を、見たことがない。ましてや議員も
外郭団体が行ったことはある。
最近は、国からプレゼン資料をつくることが義務つけられている場合もあり、(そうしないと国予算がもらえない)初めて見る機会があった。
やらなければ、表現の腕は上がらない。
プレゼンが絶対とは言わないが、口頭で、紙面に書いてある文章を読むだけ、
ひどい時には説明だけ、
読んでおいてくださいだけ、などは日常茶飯事。
何しろ月に1回しか開かれないから、膨大な内容が出される。
説明責任を果たしきれず、それを聞き出す議員の資質も
このままでは、停滞し、町民にとっても損失で、もったいない。

3、議員の研修や勉強会が個々の議員でしか行われていない。
現議会は、少なくとも過去2年間の前議長の下では、
定例会議以上会議を増やして勉強しようとしないので、
研修や勉強は、有志や個人で行っていた。
それも十分とは思っていない。
他町村の活発な議会では、議員の勉強会は、事あるごとに行っている。
議員向け研修会にも、議会の仲間と参加している議会もある。
白川町議会の場合は、現体制になってから、ほとんどが一人参加だ。
そういった研修の場に行くと、数人で毎年来ているといった議会もあり、
議員の資質向上に議会としても奨励し、進んでつとめている。
新人議員の研修を、議長や期の長い議員が行ったりしている。
うらやましいし、そんな議会の町民や、議員も幸せだなと感じる。

4、委員会は開かれないし、議論することに対し、肯定的でない。
白川町の議会は、話し合いを積極的に行っているとは言えない。
より良い提案にまとめ上げるという議会の本分は、2の次の空気がいつも漂っている。
「もう、おわり!」
「はよ終わろ!」
「やめ!」
「次に用事がある!」と、
議論をしつくすことに対し、迷惑そうな空気が、期数の多い先輩議員から
出されるために、
「話し合う必要があります!」と、異を唱えのは、私くらいだ。
新人議員の意見などが、十分生かされる場つくりが大切だと思うからだ。

議論のない議会って、町民が望んでいるとは思えないし、
そんなに議論しない議会であることも、町民は知らないと思う。
自分の努力を棚に上げてと、誤解を覚悟で書いている。
力不足は認めるが、内部でいくら努力しても、
こうして公開することからしか、変わってもらえないぎりぎりのところに来ている。

5、白川町議会は、浄化力に欠けている。
私は、いわゆる自民党ではない、
ほかの政党にも属していない市民派、いわゆる野党なので、
発言に忖度はほとんどない・・・つもりだ!
(忖度と慣習を重んじる空気に染まっている部分もある気もする!自戒)
だから、早く終わりたい、自分の意見だけは言いたい、
他の議員の意見は重んじない一部の議員からは、いつも目をつけられてる気がする。
「お前」「ちぇっ」などと、議員としてあるまじき発言もあるのには、
正直、抗議し疲れて、あきれている。
何度も、抗議し、最近は懲罰動議も提出したが、意味不明の理由で、
取り上げられずに、議員間での謝罪に終わった。
私への暴言に限らず、他の人にも及んでいることは明らかなので、
そのたびに、ご注意申し上げるしかない。
長々と申し訳ないが、議会の浄化力のなさを一議員として町民にお詫びしたい。


6、会議の形式が昭和のまま!テーブル式も、ホワイトボードも未開発状態!
今やどの企業でも、会議にホワイトボードを使い、話し合いを見える化している。
また、テーブルごとで意見をまとめてから全体でシェアしたりする方法をとっている。
会議をコーヂィネートするファシリの役割を担う人材を研修などで育てている。
先にも書いたが、会議の仕方次第で、人の能力が磨かれる。
アイデアが出やすく、更によりよい意見が出る。
しかし、そのような話し合いの方法に対する知識も少ない。
会議の方法に、前向きな肯定感や期待がもたれていない。
役場の会議は役場の慣例に従って行われている。
会議リフォームを進めたいが歩みは遅々としている。
そう思う私の力不足でもあることは否定しないが、
議員との自主的な集まりでは、常にホワイトボードを使っている。


令和式の、見える会議は、文字や、図や絵で、
想像力を駆り立てながら会議する方法だ。
それを進めると、それぞれの能力が埋もれず発揮される話し合いになると
言われていますし、私はそう考えています。

前置きが長くなったが、有志で行った会議は、
ホワイトボードを前にして、それぞれの見解や知識、経験を加えあって、
より良い質問や提案を作り上げていることを自負している。

このような会議は、やればやるほど、議員の資質も向上する。
互いを尊敬しあうことにもなる。
1人では同じ山を登るのでも1つの道しか通れない。
人の数だけ登り方はある。
その中で現状に一番効果のある登り方を作り出すのが、話あいだ。


7、リーダー性とは、
専門性、表現力、決断力、やさしさ思いやり慈愛
これは、コロナ対策の成功した国のリーダーに共通する資質だそうだ。

この4つのキーワードは、
会議の積み重ねによって培われるものでもある、のではないだろうか?

新しい時代は、優秀な一人より、多くの人の話し合いの結集力
新しい会議の持ち方で創られるといっても過言ではない!と思っている。

一極集中型の政治や、多数決が絶対の昭和の時代はとっくに終わっているのだ。

自分の考えをわかりやすく伝えられ、
相手の考えも話してもらいやすい会議さえできれば、
町つくりはほとんど成功したものだとも思うくらいだ。

会議の進化によって、

良質な
誰にも優しい
知恵ある社会が創られると、

私は信じている。

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