議会のタブレット導入3か月遅れにがっかり!
希望は、高齢議員さんも、さっそくスマホで挑戦‼‼
近隣の坂祝町がタブレットをすでに6年前から導入していることを10月に知り、その発展ぶりにびっくり(他町の事は、あまり知らないのが地方議会の実情、反省しきり)
コロナ禍でオンライン化が必要だ全員一致でいたわが議会。
早速坂祝町議会に視察に議員4人で行きました。
6年間の発展ぶりと、「タブレットのおかげで、本当に助かっている」という、70代のS町の副議長さん。議長さんは、「子供にタブレットを一人1台の時代に、議員は率先して、情報共有と速さ、ペーパーレスによる働き方の省力化に、取り組まなくてはならない!」というはこれは早く進めなくてはと、副議長の私は焦り、導入するには、予算の要望が必要。
定例会はまもなく始まる12月を逃すと3月になってしまう。3月に予算が通っても、機種やら、設備やらを検討したり、当然習うより慣れろのタブレット、どうせ入れることは全員一致なのだから、一日でも早くと思い、無理かもしれないが、行政に12月議会での補正予算を要望した。
タブレット導入しても使わないようでは困ると釘を刺されたが、全員の議員さんがタブレット導入は賛成、確かに中には来年の選挙後でもいいのではないか、新年度予算でもいいのではないかという意見もあったが、この視察をへて、できることならと12月議会でと議長と副議長の私で、要望した。
議長は他の議員さんにも電話の確認をされたし、
議会運営委員会でも、特段反対はなかった。幸い、行政も理解を示してくれ予算確保ができタブレット導入ができる。なれない議員さんたちにも、少しずつ触って簡単だと、便利だとわかってもらえると思ったが、12月に予算が付いたことに喜ぶのではなく、性急なやり方ですすめた議長副議長に、猛批判がでて、結局3月議会の予算要望で決着がついた。
導入には賛成で、6年前にも導入を検討して、その時反対されて議員さんは、少しでも早くやるべきだと、御地番恒例の議員さんが賛成してくださっているのに、やり方が性急だと批判がでて、やむなく3月に延期となった。
議論していると、やり方への批判だが、やはり、タブレットを触ったことのない議員さんたちの本音の不安に、思いやりが不足していたのかもしれない。本音は、残り少ない任期中には、学習したり、若いもんに研修を受けたりするのは避けたい気持ちがあるのかもしれない。私自身も、頭ではやらなきゃと思うが、本当に60代以上の世代には、何度も何度も安心して、イライラしずに教えてくれるサポーターの存在が必要不可欠なのです。若い世代に比べると習得時間が2倍3倍とかかるのだから。
幸い、機種の選定や、スマホでのオンライン会議は進めていこうという事になり、タブレットは3か月の延期にはなったが、結果オーライとすることにした。
この春コロナ禍にあって、オンラインでの情報共有、非常事態宣言下でのオンライン会議が必要になったが全く対応しなかったわが議会。
北海道、大阪では、ついに医療現場が窮地に追い込まれ、自衛隊の看護師にまで、医療出動となっている現状が報道されている。私の住む山村は、人口減によって、元々医療体制が脆弱な状態であり、コロナに対しても、感染者は多くないが、コロナ入院患者受け入れの病床がほぼ満床状態。重症になっても手当てできない地方の窮状状態にあるから、蜜の会議が行えない状態になるのは想定内、家にいてもカメラで話せる状態にあることは、町の命を預からう議会の重要なインフラだと思う。
議会のタブレット導入にあたって、視察に行ったS町議会での学びを書いておきたい。
6年前から議員のタブレット使用を進めてきて、議員同士の情報交換や、連絡ができ、何より議員の仕事の質と量を上げたのは、これまでに出されたあらゆる資料がタブレットに収まっており、すぐに自分も、町民に知らせることもできることにあった。
今の私たちの議会や、タブレットが導入されない議会は、増える紙資料が、部屋にたまっていき、何かの議論が起こるたびに、議会事務局が印刷をし直すという、紙の浪費が日常の状態となっているからだ。
議会幹部4人で行った6年前から進めてきた視察を終えて、6年の差を一刻も早く取り戻したいと思った。デジタルを使えば、議員同士の情報共有も常に行われ、コミュニケーションが電話や、会議にそろわないとできなかった今のスローペースが大きく改善される。
コロナの非常事態宣言が出た!では議会も休みましょう!!
え~~~~!議会こそ、連絡をまめにとって、非常事態に、町民の状態を把握し、町がどう動くべきかを、サポートし、相談役になるパートナーシップを発揮すべきだと思った。
今回の、性急な動きへの不信感も、タブレットでオンラインで、視察のオンライン参加を進めていたら違ってきたのだろうし、文字でやり取りできれば、電話での話の聞いた聞かない、意味の誤解も起こらないのかもしれない。そういった誤解や行き違いも大きく緩和されるのだと期待できた。
だから、議長も公約にしていた議会のオンライン化に、副議長の私としてもなるべく早い実現が町民の為、議会改革となると思い、進めてきたが、あと一歩のところで、今回のタブレット導入は延期となった。
オンライン賛成だけど、今はダメ!! 本音の反対理由に議論を進めきれなかった力不足は、悔しいが、3か月の遅れが、何を意味するのか。いつか分かるときが来ると思う。
町がお金を用意してくれたのに、
オンラインかは賛成してるのに、
不肖化と残り少ない任期中の活動にブレーキがかかった気がしたので、振り返ると悔しい!
3か月後には導入されることになり、準備は進めるので、延期とした議員さんたちの、3か月後の喜ぶ顔を想像して、がっかりした気持を慰めている。
時代の変わり目、様々な新旧の入れ替わりが起こる。
これまでの時代の事を、「迎合して自分を進めればよく、自分の指針がいらなかった時代」。今の時代を「多種多様な自分の指針を持ち進んでいく時代」と表現される方がいた。
迎合していればよかった時代に安定していた特に私を含め高齢のものは、そのままでいたいがどうなってしまうのだろうと迷いの中にほおり込まれるような気がして、本能的に抵抗するのも、理解できる。
それぞれの議員が、持つ能力を出し惜しみせず、多種多様な新しい議会へと変わっていくよう、せっかくもらった副議長として頑張っていきたい。
残り8カ月の任期を、精いっぱい‼‼‼
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