2014年9月15日月曜日

9月議会の一般質問

明日9月16日は第3回定例議会の一般質問の日です。今回の私の質問は、次の3つです。
予定では17日から25年度の決算審議があります。27年度の予算と行政の取り組みに生かすために、決算審議と意見をしっかりと伝えたいと思います。
一般質問は、次の3つです。
 ①美濃白川温泉とピアチェーレ道の駅について
 ②町民によるさまざまな非営利活動を支援する仕組みを
 ③林業者育成事業について


 


    20149月第3回定例議会
質問者 服部圭子

①美濃白川温泉とピアチェーレ道の駅について

  1)美濃白川道の駅温泉の町民利用の促進について
美濃白川道の駅温泉は年間500万円の指定管理料を町から出しています。しかし町民の利用は開設当時入浴券を配りましたが、町民の18%しか利用がなかったとお聞きしました。
現在は、町民の利用はどのくらい増えているのでしょうか? 
温泉は、町民の福祉と健康を向上させ、町の活性化にもつながることを目的に作られたことと思います。ですから、毎年の指定管理料が出されていると思われます。町民の利用が少なくては白川町にある温泉という宝を愛着のある誇れる施設となっているとはいえません。そのようにするため町民の利用をもっと増やすべきだと思います。
そこで提案ですが、1年位の期間限定で、平日の町民利用は100円にして利用後のアンケートを義務つけてどんどんいい意見を取り入れてみてはいかがでしょうか?
発想を転換して、町民のための町民による温泉を町民で磨き上げていくといったスタンスを持つのです。
議会懇談会では黒川の薬草を日替わりで入れる等の提案もお聞きしました。また
私は、何度か温泉に入りまして、お客様にご利用の感想をお聞きいたしました。
温泉に毎日通っているとおっしゃる地元の女性が、「ここへ来るようになって風邪をひかなくなった!」「この脱衣場においてある冷水器の水がおいしくて、何度も飲んでは入るのですよ」と本当にこの温泉ができて喜んでいらっしゃいました。又お子様連れの女性にベビーベットが置いてある位置について、あまりに使いにくそうな場所にあると思ったので、どうでしょうかとお聞きすると、「このようなベットが温泉によってはないところもあり、おむつの取れない乳幼児は入浴を断られるところもあるので、あるだけありがたい。」「お湯の質はつるつるで、上がった後もそのつるつる感が残る」といった良い評判が沢山ありました。

このような良い評判もPRFBなどのSNS機能を利用していないので、スマホの女性や若者のめざましい普及の中、良いうわさが広がらず非常に歯がゆい感想も持ちました。せっかくのおもてなしも発信していなくては大きく増えませんし、お客様を増やすことをあきらめていると言われても過言ではありません。
また、温泉については次のような声もお聞きします。
  ○ゆったりと待ち合わせるスペースがない
  ○6次以降はレストランがないため夕食に困る。
  ○SNSによる口コミの広がりがなされていないよう。
こういった課題があるのではないでしょうか?このことはピアチェーレとも関係いたしますので、次の質問にすすめます。

さてピアチェーレおみやげ、特産品店は開設してから早20年以上が経っています。ピアチェーレは白川町の宝であり、水と空気の生産地であります白川町で生み出されたものを販売するショップであります。しかし、売り上げが伸び悩み、赤字経営であることで、基金の持ち出しによって営業されていますので、先行きが不透明です。
道の駅の売店は、町民の関心はとても大きく、町外者からの批評も町民が聞く機会の多いものです。
○品物のデイスプレイがマンネリしており、おしゃれな感じに欠ける、
○商工会はじめ町内の事業者が自ら対面販売ができるようなテナントを入れてほしい
○町内の観光案内や宝が表現され、町の顔にはなり得てないのではないか

このような課題はこれまでも議員町民から寄せられていると思う
そこで、20年以上たつこの道の駅ピアチェーレを明るく、楽しくいつも訪れてみたくなるように改造するときが来ているのではないか?
改造には温泉の入浴後の安らぎの場、温泉利用者の夕方の飲食の提供も含み、そして野菜村チャオ、てまひまの店も含めて一体的なアピールができるような設計施工が望まれると思います。商工会等も入れた道の駅再生町民会議と、飛躍的な売り上げ増等に実績のある設計士に頼むなどして、今から1年かけて動き出すべきだと思いますがいかがでしょうか
 
そして、現在の中でもできるだけ改善すべきです。お客様からのアンケートを積極的にとってアイデアを頂き、おもてなしと陳列を洗練させ、商工会、観光協会、その他町内事業者に場所を提供し、対面販売を試み、物語を伝える販売を始めるべきだと思います。
SNSでの発信を早急に進め町民はじめ、町外からの口コミをいただけるようにし、結果的に多くの方へのPRに繋がることは赤字解消のためにも早急にすべきであると思います。
チャレンジ精神を持って試行錯誤しながらしか宝は磨かれないのではないでしょうか。
建物の大改造の検討に入るべきだと思いますがいかがでしょうか





 ②町民によるさまざまな非営利活動NPOの活動を支援する仕組みを!

  町長はみんなでやろまいかを掲げています。人口減少、少子高齢化、若い生産層の少なさ、次代の農林従事者の不足があります。2040年問題では町の消滅が警告されました。白川町は職員の人数が削減をされており、スパイラル指数も県内1位の低さです。町民の所得も県内ワースト1だとお聞きしました。このような中、行政の担う仕事は膨らむばかりですし、本当に住民の福祉と生活の安心が守られるためには地域のことは地域の人にしか考えることはできません。そして税金の再分配であります政策も町民からの提案によるものが十分に公平に検討されて住民代表である議会の議決を経て執行されることが望ましいのではないかと思います。しかしこれまでの白川町は、補助金ありきの政策が優先していた感が強い印象を持っています。

先に行いました地域懇談会や、5月から行っております宝探しの一環で行っている対話の場作りワールドカフェで、白川町にありますNPO、非営利団体の活動を知ることがあり、その活動内容に感動を覚えることが多くありました。また今回のワールドカフェホスト養成講座では、NPO団体にも呼び掛けられましたが、役場と繋がっているNPO団体が大変少ないことに驚きました。このようなNPOの団体はそれぞれが自分たちで作った団体であり、補助金の繋がりや、既成団体のつながりがないため独自の活動をされています。また、先の一般質問で行いましたようにSNS上に投稿される投稿によってその活動の内容もしり、それぞれが繋がっていることも知りました。
 例えば、30年も続いている仲良し会では病院の通院を仲間で支え合っている。町外からキャンプに来た人のごみ放置に見捨てておけず拾っている人たちがいます。里山を守る会、カラオケクラブではお互いの近況を話すことで何気ない互いの支え合いになっている。踊りのグループが東北支援に炊き出しに行った団体。東北支援のためにイベントをしている人々。買い物に車を出す見守りも兼ねたアッシー君をされている方がた、林業の後継者育成のためのイベントをした団体等様々な団体、個人があります。
 このような非営利活動をしている団体の活動は、町民の福祉と生活を守り、次世代に伝え、大切なものを守る活動です。このような町民団体を応援していくことは、行政だけで考え行いがちになっている自治体の姿を町長の掲げるみんなでやろまいかへの実現に向かう大きな力になるのではないでしょうか。しかしながらこれらの活動はそれぞれのできる範囲で行われており、独自で発信されている為行政と繋がることはあまりないのではないかとおもいます
   ここで1例を挙げさせていただきます。
一宮市では、市民活動支援制度というものがあり、個人市民税額の1%を財源として事業費を申請し、選択されるとその一部が交付され、その実績等の報告もされている制度です。例えば一宮歩こう会が一宮七夕ぼんぼりウオ―ク事業を申請し63万円の交付を受けたといったものです。
 町長の掲げます宝探しとも、育て磨いていく町おこし事業とも似通った面があるのではないでしょうか?すでにある町内のさまざまな非営利団体が町をよくするためにこんなことをしようといったことに支援していくわけです。住民サイドからの提案を行政が受けるのではなく、住民が事業主体となっていくわけです。その為に支援を申請してもらうわけです。
また、このような町作りのための非営利団体法人をつくったらお祝い金7万円も出すそうです。つまり最初の出発財源というわけです。
 自分たちで地域を守るために、集まって話して、伝え合ってこそ地域の将来が見えてくるのではないでしょうか?人口減の白川町こそ行政が町作りをするといった観念ではなく住民が住民のために行政と連携して、知恵と汗と対話で地域を白川町を活性化していくことがこれからの手のつなぎ方ではないでしょうか
さて、そのために今宝探しや、町作りの提案をしてくださいと呼びかけていますが、
まず宝探しの部署であります企画課が町内のNPO団体のリストを作り、皆さん自身で行う事業への支援応募を募ります。そして事業をやりたいグループの窓口になって必要な課につなぎ、報告してもらうといった町民活動支援のワンストップ窓口設置と予算化を来年度からすすめてはいかがかと思います。

また、これは、現在補助金の出ている団体に対しても、改めて申請をしてもらうような方向に改善すべきだと思います。毎年同じように町の助成金をもらっている団体があると思います。毎年同じ金額が恒常的支出の人件費に充てているといった使い方ではなく、このような事業をするのでこれだけ必要ですといった申請と、成果、課題の報告を義務付けることも、今まで以上に進めるべきで、見直しもすべきだと思いますがいかがでしょうか。町民の税を有効に再分配していろんなチャレンジをしながら未来の人々が私たちにやってほしいことは何かを常に思いながら町作りを進めていくことが、今2040年問題をつきつけられた私たちの使命ではないかと思います。
これまで見えてこなかった非営利団体を町作りのパートナーとして位置づけ、その活動支援に予算をつけること、窓口はワンストップの企画課とし、SNSやホームページでその活動を公表することを提案したいと思いますがいかがでしょうか




 ③林業者育成事業について         


広島での災害は、山の町白川町に住むものとして他人事とは思えない悲惨さを覚えました。このような最近の局地的、集中的雨の降り方は、山の町である白川町にとっても防災の重要性を示すものでしょう。。しかし、このような災害は、日ごろの山の保全にも大きく関連していることは自明であり、一面青木山になってしまったことと、崩れやすい山との関連性も指摘されています。山の間伐がすすめられたところでは、小さな土砂災害を収めていることによって、災害から守られているという指摘もあります。
 また、5月の議会懇談会において川の水量が少なくなっていることを憂い、その原因は山にあり、杉ヒノキ一色の植林を間伐、全伐を進めなくてはならないという意見が多く出てきました。
 さて、これまで、先祖代々山で生きてきた白川町ですが、山仕事に従事している方々は、急激にへっているのが現状です。山仕事で一人前になるには10年かかると山仕事のプロがおっしゃいました。現在60代以上の山の事を知り、山仕事をできる方々が指導者となって山仕事を覚えたいという町内に住む若者たちを山仕事に兼業で従事できるように、今から育成することが必要ではないでしょうか?
 
 町内には大工の学校があります。また、農業も人材育成のために研修を支える仕組みが始まっています。林業においてもその策がとられる必要性を痛感するところです。
白川町にとって山仕事にかかわるきこり、猟師などは、水と空気と、エネルギーの生産源である森林を守り育てる仕事で、町の根幹となる仕事です。専業の森林仕事従事者はもとより、兼業森林業従事者に町に住む若者や、町外からの移住者が、山仕事を覚えていくことは、すなわち白川町を守る人材を育てることです。
今なら、指導できる方がたがおり、育成事業を行っていくことができるのではないでしょうか。
 白川町独自の山仕事従事者養成支援事業を進めることが急務と思いますが、いかがでしょうか。
2040年白川町の山仕事従事者人口は何%の減少となるのでしょうか?このまま、国県の救い手を待って、手をこまねいている猶予はありません。早急にその対策を取るべきだと思いますがいかがですか



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