2014年7月19日土曜日

食べた人の、脳、神経に害のある洗っても落ちない浸透性農薬の事

今年も12月議会で農薬の質問をする予定です。

昨年12月の一般質問で、農薬空中散布の、周辺住民や、子ども達への被害を危惧しているので、子ども達を守る策や、散布する時の安全対策、過敏症などの方が声をあげやすいようにするために、質問した。
  
営農組合や農協の皆さんの誠意あるご努力と協力によって、学校、保育園の周りのヘリ防除の自粛、子どもに、農薬散布後稲や水を触ったりしないような注意喚起が、学校や保護者を通して、丁寧にされる事となりました。

農薬がまかれなくなったわけではありませんが、ある地域では、ヘリを、乗用散布機械にかえ、飛散を最小限にとどめるよう方法を変えた と聞きました。

7月28日を皮切りに、佐見地域からヘリ散布がはじまります。
こどもをしっかり守るために、散布地域では、稲にさわったり、水をさわったり、しないでください。

尚、無人ラジコンヘリに搭載され、散布される農薬は、稲はカメムシ、ウンカ類、いもち病の防除を目的とした、殺虫剤、殺菌剤混合液です。

殺虫剤のスタークル液剤10は、ミツバチが帰巣しなくなったり大量に死んでしまう原因と言われているネオニコチノイド系農薬です。この農薬は浸透性、水溶性で、洗っても落ちません。特に稲の朝露には高濃度で農薬が含まれているそうですので、朝の散歩等で、稲に触ったりするのは避けるべきだと思います。

ネオニコチノイドはその名からも想像がつきますが、ニコチンつまりタバコと似ていますので、この農薬を吸ったり、残留している食べ物を大量に食べた場合、脳の発達段階にある18歳未満の子どもたちには特に、脳に悪影響をあたえることになります。

また、小さなヘリに積みますので、通常1000倍に希釈して散布する農薬も、8倍という濃い濃度で撒かれます。散布中、又は散布あと3日は、農薬が滞留していますので、近寄らないようにしてください。

この農薬、色やにおいが比較的ないそうですので、散布が早朝に行われた場合は田んぼの横を散歩したり、通学しても気付きにくいのではないかと思います。地域に周知される、散布される日を確認し、カレンダーにマーキングしておくのが良いでしょう。
いわゆる「すぐには害がない」的な脳、神経を犯す農薬です。
特に、乳幼児、子ども達には十分な配慮をするのが大人たちの責務だと思います。もし過敏症や、乳幼児のいるお宅の周りでの散布がされるようでしたら、家の近くの散布を控えていただくよう要望できますので、散布事業者JAに早めに相談されてください。

過去には農薬散布が引き金となってアレルギーショックなどが出たために、地域住民の声には対応する責任を負っています。
現に、公園、学校等公共施設はこのようなことから農薬散布が禁じられています。(環境整備には地域で協力することが農薬に頼らないためには大切なことですね。また、化学物質でない除草剤なども売られているようで、地域の墓掃除に購入したことがあります。)
対話と知恵を出し合い子どもたちを守るために、担当の方や地域の方が今までになく動いてくださいました。

感謝     

参考:「新農薬ネオニコチノイドが脅かすミツバチ・生態・人間」
          NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議発行
   「新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かすもうひとつの安全神話」
          水野玲子著
   「虫がいない鳥がいない ミツバチの目で見た農薬問題」
          久志冨士男・水野玲子
        (ここまでは2014年9月の文章です)




早朝5時からの散布に同行させていただきました。安全と、住民住居への細心の注意や、ヘリ散布請負事業者の作業の緊張感や、周りへの配慮も凄く大変なお仕事でした。

無臭の、透明な農薬、これがミツバチを死亡させている、人の脳神経に影響があるという情報を知っていなければ危険性も察知できないと感じた。
この農薬に色が付いていたなら、臭があったならきっと使わないだろうと思う。
化学物質について如何にも感性が緩慢にならざるおえないような
匂いも色もないこの農薬の恐ろしさを再認識した。

2014年の夏、近所のミツバチが大量に死んだと聞いた。
ミツバチたちは、体を張って
命の危険性を教えてくれている。


ミツバチが農薬の危険性を教えてくれている!
今年も12月に農薬から、町民を、川を、白川の農産物を食べる人を、子どもたちを守るために一般質問をします。





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