東京のホテルから渋谷駅まで、バスを利用したんです。
渋谷駅行きバスは、乗車口の前ドアが開けないほど満員でした。
乗れなくてモゴモゴしてた私。
後ろのドアからどうぞと
マイクの声がした。
すいませんと言いながら、払わなくてはいけないお金を手に握ったまま後ろのドアから乗らせてもらった。
乗ったはいいがドアがしまらない。
都会だけどゆったりしてるな〜と思ってホッとしてた。
ところがそうではなくて
私がドアに近すぎてセンサーが働いて閉まらなかったらしい。
運転手さんの優しい声が、やっと私に聞こえてきた。
センサーがありますので、下がっって下さい。。。と。
すいません〜と言って、少し下がったら、ドアが閉まって動き出した。
私のせいで出発できなかった!ようで、その事にやっと気がついた。
大勢のお客さんを乗せたバスを止めてしまった。
走り出したバスは、一駅で終点の、渋谷駅に着いた。
お金を払っていない私は握りしめていた300円を前に行って運転手さんに渡さなきゃと緊張してた。
ドアが開くのを待ってたが、
いっこうに開かず、開いたのは前のドアだった。
えー前から降りるんや〜
とお金を前で払って降りれるのでラッキーとのんびりしてたら、
また運転手さんが、お下がり下さい、といったような、後ろから誰かが言ってたようなで、
またまた私が原因で後ろドアが開かなかったわけです。
またまた、今度は降りる方々を待たせてしまってたよう!
やっと気付いて少し下がったらドアが開いて、乗ってた方もホッとしたように降りられた。
いやいや申し訳ありません。センサーが働くことに慣れてなくて、、、
さて、次は、後ろから乗ったので払えてなかった、お金を払わなくてはならない。
220円均一料金、お釣りが貰えるのだろうかと、握りしめてた300円が温かくなってる。
たくさんの人が次々降りてくるので、渡せない。
待っていたら、海賊少年ルフィーみたいに運転手さんの手がニューっと伸びてきて、その手を辿ると運転手さんの笑顔が。
私の握っているお金をもらってくれ、お釣りを下さった。
何人かの女性も、私と同じ後ろから乗ったのだろう。
パスを機械にあてたり、お金を入れたり、みんな真面目だ。
そのたんびに運転手さんの優しい笑顔。
東京都会の満員バスならではの乗り方、降り方なんかな。
真面目に乗るお客さんと優しい声の運転手さん。
公共交通ならではの雰囲気っていいですね。
私達の白川では満員のバスは、朝の黒川からの高校生が乗る時くらいだが
同じように運転手さんとのふれあいは、これまた濃い。
白川の運転手さんたちの顔が思い浮かんだ。
この頃、たまに利用させてもらうけど
白川町の運転手さん達の運転のうまさと雰囲気、名物級です。
その土地土地の公共交通ならではの雰囲気っていいですね。
公共交通って単なる人運びでなくて、
運転手さんの細かな思いやりや安全運転と、一緒に乗ってる方との思いやりによってその場と時間が成り立っている。少しの時間、同乗する空気、行き先に降りた時の安堵感。
バスをもっと味わなくっちゃ。
改めて、公共交通の出会いふれあいの恩恵を深く感じたのでした。
私達の町、白川の公共交通の再編成真っ只中。触れ合い出会いが再び盛んなシステムになる事をしっかり念頭に置きたいと思いました。
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